日本で最初に食べたという「たまごかけご飯」は、今や岸田吟香の代名詞であろう。
幕末から明治期、文明開化の先駆けを生きた吟香は、美咲町いや岡山県が生んだ業界のヒーロー。医師ヘップバーン(通称「ヘボン」)との出会いで人生が一変、多くの顔を持ち、実業家、ジャーナリスト、教育家、社会事業家等として日本の近代化に数々の業績を残したが、その発想力(機転)と行動力、心の寛大さは、どこから生まれてきたのでしょうか。
初代内閣総理大臣伊藤博文をはじめ大隈重信、時代を共に生き令和6年(2024年)一万円札の顔となる渋沢栄一、慶応義塾大学創設者福沢諭吉など、全国に知名度の高い政治家、実業家、教育家らと親交があるなど、日本を代表する一人だったに違いない。
私たち語り継ぐ会は、郷土が生んだ偉人「岸田吟香」を単に「たまごかけご飯」だけで語るのではなく、本来の業績を顕彰し、語り、後世に伝えることが今を生きる私たちの責務であろうと、美咲町をはじめ岡山市、津山市、赤磐市、勝央町、久米南町など県下の世話人が中心となり組織しています。
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