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岸田吟香を語り継ぐ会も播磨大会で交流!

兵庫県播磨町町制施行60周年を記念し、11月18日(金)兵庫県立考古博物館(播磨町)で開催された播磨町郷土資料館ジョセフ・ヒコイベント関連事業「新聞資料研究会第30回播磨大会」で、岸田吟香を語り継ぐ会(岡山県)やジョセフ彦記念会(堀千枝子会長・埼玉県所沢市)、新聞資料研究会(羽島知之会長・東京都)の愛好者約40人が交流した。
播磨町出身のジョセフ・ヒコこと浜田彦蔵(1837-1897)は、幕末から明治期にかけ活躍した人で初めてアメリカ国籍を取得した日本人。吟香らと日本初の邦字新聞「新聞紙」を創刊した。
宣教師で医師だったヘボンを介して仲良くなった二人は、ヒコから日本で新聞をつくりたいと持ちかけられ、外国の新聞記事をヒコが翻訳、吟香がひらがなを多用して庶民に読みやすくした。
大会の冒頭、佐伯謙作播磨町長から大歓迎を受けた語り継ぐ会。加原奎吾会長が挨拶に立ち「新聞があったから今でも世界中のことがわかる」、また新聞資料研究会の羽島知之会長も「吟香がいなければヒコの新聞はなかった」と話し、その後各会員が持ち寄った各種新聞や研究書などを並べ各々活動を話し合ったが、播磨では吟香の知名度が低く大いにアピールができたことが私たちにとって大きな成果だった。
到着後、野添コミュニティセンターの伊田冠館長や野添コミュニティ委員の藤原勇さんの案内で、ジョセフ・ヒコが建てた両親と家族の墓(通称「横文字の墓」)がある蓮花寺や正願寺の栄力丸漂流民記念碑を見学させてもらい、また播磨町郷土資料館で開催の「ジョセフ・ヒコ特別展」で井上珠彦館長からヒコの経歴や吟香との関係について説明を受けた。残念ながら、調査したかった吟香が治療を受けた斎藤玄立医師(現美咲町栃原)の師で播磨出身の前田新医師の資料は見つからなかった。
交流会では、武庫川女子大学教育学部の山口豊教授(西宮市)や國學院大學の久野マリ子名誉教授(東京都)らとも交流、今後も情報交換することを約束し別れを告げた。 蓮花寺で「横文字の墓」の説明をした清末果伸僧侶は、ヒコも凄いが初めて聞いた吟香の業績も凄い、この二人の業績を播磨町から全国に発信して行きたいと話した。
19日(土)地元の「神戸新聞」に取材された記事が載ったので紹介する。

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[動画]

播磨中央公民館にて

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蓮花寺ほか

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郷土資料館

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播磨大会

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