岡山県北情報⇒
岸田吟香ゆかりの寺、宝寿寺に桜の苗木を植樹
桜の苗木を植樹中、突然お遍路さんが!

4月は岸田吟香が生まれた月。この月にちなみ吟香がこよなく愛したという桜、晴天に恵まれた4月2日(土)午前10時、語り継ぐ会会員の永年寺住職草地圓正氏や杉山稔氏らが宝寿寺駐車場の一角に植樹した。
桜の品種は「蘭蘭」、花弁の周りがわずか淡紅の白い花で可愛いことで知られ、パンダの「ランラン」にちなみ命名された苗木だという。
作業中、突然お遍路さんの一行が現れた。この日は、垪和霊場会(西本仁一会長)春の巡拝だった。垪和霊場会は、美咲町打穴から垪和地区、岡山市北区建部地区をエリアにする霊場会である。3月29日〜4月4日まで7日間にわたり88カ所(実際は120カ所)の霊場を巡っているもので、宝寿寺は32番札所。地元の方のお接待もあり子供たちは大喜びだった。
植樹の理由を話すと、後藤恵秀法印らお遍路のみなさんが般若心経を唱えてくれ植樹に華を添えていただいた。
植樹をした一人杉山稔さんは、突然のお遍路さん、弘法大師から御利益をいただき吟香もさぞかし喜んでいるにちがいないと話す。
桜をこよなく愛した吟香、旭文化会館前にある桜のように早く大きくなって沢山の花を咲かせてもらいたい。
なお、昨年10月は日本で初めて邦字新聞「新聞紙」を創刊した吟香、15日から1週間の新聞週間にちなみ立看板を設置したが、吟香ゆかりの寺で行われた行事は今回で2度目となる。
※宝寿寺は中垪和地区にあり、大瀬毘の吟香生誕の地からは約3キロ離れた場所。当時5歳だった吟香こと幼名辰太郎は、山坂を登り寺の住職が開いていた寺子屋で学んでいる。

○○○○

令和3年10月20日(水)、宝寿寺に吟香の立て看板を設置⇒....こちら

- - - - -
- - - - -
- - - - -
- - - - -
岡山県北情報掲示板 mail:info@owow.jp