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岸田吟香記念館(岡山県美咲町)

岡山県の中北部に位置する美咲町は、平成17年(2005年)3月、旧中央町・旭町・柵原町が合併して誕生した人口約13000人、面積約232?の町である。
岸田吟香記念館は町の南西部、役場本庁舎から約20q、時間にして約30分のところにあり、文化の香り高い旭文化会館(西川1001-7)の2階が記念館となっている。
この旭文化会館は、吟香が愛してやまなかった「桜」で有名な三休公園の麓にあり、鉄筋コンクリート造2階建て総面積約1150uのモダンな建物、ジブリに出てきそうな八角錐の本館には扇型の建物が付随し、1階に旭図書館が2階にお目当ての岸田吟香記念館が入る。
図書館にはオーディオビジュアルコーナーやCD・マンガ・雑誌・新聞などが常設され、放射線状に開いた本棚には蔵書数40,000 点が並ぶ。室内には子供図書室もあり親子でふれあうこともできる。
また玄関正面に2階に通じる案内板「岸田吟香記念館入口」があり、階段を上りきると吟香4男劉生や5男辰彌に関わる資料が展示され、辿り着くまでに私たちをワクワクさせてくれる。 ここを通過すると右側に記念館入口があるが、観音開きの扉を開く前に初めて訪れた人にもわかりやすく、吟香の業績を十数枚の絵で紹介してくれる。ビデオも用意され10分少々で吟香のすべてが解る。
吟香を十分理解したあと吟香記念館と書かれた扉を開けると、「ようこそ!」と言わんばかり吟香(ブロンズ像)が私たちを迎えてくれる。
この部屋には、吟香の肖像画や液体目薬「精リ水」の看板、吟香直筆の手紙や軸など多くの資料が展示され、直接手に触れることは出来ないものもあるが、研究者にとってはどれとて素晴らしい資料ばかりである。
なお通路の奥には最新の映像機器を備えた視聴覚室もあり、30〜40人の各種会議に利用できる。
岸田吟香記念館は、当時の旭町長・山崎公民氏が、吟香が創設した東亜文書院大学(中国上海)の卒業生だったことから、平成9年(1997年)文化会館建設時にその思いを具現化したもの。設計は鰍fEN設計(岡山市)があたった。
興味のある方は是非一度訪れてほしい。問い合わせは、旭文化会館、電話0867-27-9012 FAX0867-27-9013まで。

旭文化会館設計者の紹介
美咲町立旭文化会館は、設計コンペにより行われ、その優秀さが認められ株式会社GEN建築設計事務所が請け負う。

1,鰍fEN設計 所在地 岡山市北区京町10―2
2,設計者プロフィール 氏名 東元久雄(ひがしもとひさお) 資格 一級建築士/管理建築士 略歴 昭和26年8月9日 岡山市生まれ 昭和57年11月1日 株式会社GEN建築設計事務所設立(代表取締役) 平成29年12月21日 株式会社GEN計に改称(取締役会長)現在に至る。
設計構想(パース) 旭町の自然に映えるよう、レンガや木材、瓦等・・・自然に近い材料で構成し、人にやさしく長い間、時を刻んでゆける建物を考える。

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