8月11日木曜日、美咲町林業センターにおいて、第19回桃太郎サミット2022in美咲プレイベント「墨絵巻に挑戦！」が行われ、町内外から親子連れなど11人が参加した。
まず、講師である津山市在住のアトリエ「順九さんの寺子屋」を主宰する彫刻家・画家の武藤順九先生から、墨絵で表現するのは日本と中国、墨の文化が無くなりつつある日本で、学校では習わない、体験できない、墨の持つおもしろさを今日は学ぼうと話され、上手下手はぬき、落書き気分で取り組んでくださいと激励した。
初めての人も多く、まず墨を擦るところから始め、墨は必要な時擦ることの基本も学んだ。その後、長さ6ｍ（幅30㎝）もある長半紙に「桃太郎の大冒険」を思い思いの発想で表現した。中には象形文字のように描く人や手形で表現する人、桃太郎の伝説を正統派で描く人など、みなさん遊び心で楽しんでいた。
完成した人から順にコメントと落款印をもらっていたが、終わりに全員の大作を一堂に並べ武藤先生が講評した。先生は何事にもチャレンジする心意気が大切、挑戦し経験することが個性を伸ばす秘訣であり、また30年先大人になったとき、この絵巻はみなさんのよき思い出として蘇るに違いないと締めくくった。
学校や家庭でもなかなか経験出来ない今回のイベント。仕事や勉強を忘れ日頃のうっぷん晴らしが出来たのではと取材に同行した甲元正美さん（津山市）は話していた。
なお、この作品は来る10月29日に行われる「桃太郎サミット2022in美咲」の開会式に展示され、同サミットを盛り上げる。
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