4月29日、岡山県立図書館(岡山市)で武庫川女子大学教育学部・山口豊教授の講演があった。
講演は、岡山歴史研究会主催で会員のために行なわれたものであるが、山口教授が来岡すると聞き楠敏明会長にお願いし参加させてもらった。
この日は、会員を含め世話人10人が参加、全体で40人が聴講した。そして、山口教授から「吟香の生涯と功績」について細部まで聞くことができた。
先生は、吟香の少年時代から中国進出時代まで4部構成で話され、特に30歳から43歳まで青年時代の吟香の活躍を紹介した。
ヘボン医師との出会いでジョセフ彦など多くの仲間と連携し多くの仕事をやり遂げたことや、眼病を患い眼の不自由な人への思いやりなども紹介された。終了後、質問に立った研究会の人へ、アジア全体を大切にする吟香の思想感を紹介した。
岸田吟香の偉業を初めて聴いた富久豊さん(岡山市)は、吟香の素晴らしさに感銘した。今日は岡山の歴史について改めて確認したなどと話していた。
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