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時友尚子アトリエ展のご案内 岡山県美咲町

文化庁文化交流使である染色家・時友尚子氏(岡山県美咲町)のアトリエ展が、久しぶりに開催される。以下、本人からのメッセージの一部を紹介する。
「田起し、水溜、畔塗と稲作の準備が始まり山里に活気が漲って参りました。季節の移ろいに追われるように、絹に絞りを施し草木の色を求め、草花を描き着物や帯のデザインにデフォルメする日々、自然に肩を押されるように染の道を歩んで参りました。
草木染に関しては、万葉の色を求め科学的な媒染剤を極力避け、手間を惜しまず色の不思議さを楽しんでいます。
デザインや技術面でAI化が進む現在、伝統の手作業にこだわる昔ながらの技法による作品をご覧ください。時友尚子」
プロフィール
1942年生まれ。1971年東京染色美術学院在学中江戸友禅の故熊谷好博子に師事。1973年帰郷、自宅に工房を構え餅粉での糊作りから始める伝統の技法を踏襲する糸目本友禅、型染、ローケツ絞、絞り染、草木染、その全ての工程を一人で行う。1975年津山市で個展、以来三越新宿店等で48回、オーストラリア等11か国で18回、1994年からクロアチア、ノルウェー等22か国で教師として教壇に立つ。2011年文化庁より文化交流使の委嘱を受け、バルト3国等でも指導するなど、伝統ある日本の染色技術を世界に広める。

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